GMOサインを受け取った側の署名手順|無料で使えるかとスマホ対応
「GMOサインで契約書をお送りしました」というメールが取引先から届いた。自分はGMOサインと契約していないのに、署名できるのだろうか。お金はかかるのか。会社のパソコンではなくスマホでも対応できるのか。ここでは、電子契約を受け取る側(受領者・受信者)の立場で、届いたメールから署名を終えるまでの流れと、署名後にやっておきたい保管の話までをまとめます。
この記事の結論
- GMOサインで送られてきた契約書に署名する側は、原則として自分でGMOサインの契約や有料プランを申し込む必要はなく、届いたメールのリンクから署名できる形が一般的です。
- 受け取り側の署名は、メール内のリンクを開く→内容を確認する→署名欄に名前や印影を入力する→完了を確定する、という流れで進みます。
- スマホのブラウザからも操作できる設計になっているため、外出先でも対応できますが、契約内容の確認は画面の大きい端末で行うほうが安全です。
GMOサインの「受け取り側(受領者)」とは何をする人か
電子契約では、契約書を作成して送る側と、送られてきた内容を確認して署名する側に分かれます。GMOサインの画面や案内メールでは、後者が「受領者」「署名者」「受信者」といった言い方で表されることがあります。呼び方は違っても、役割は「届いた書面を確認し、自分の意思で署名する人」で共通です。
受け取り側には、さらに二つの立場が混ざることがあります。一つは実際に署名する署名者、もう一つは署名はしないけれど内容を共有される閲覧者・転送先です。自分に届いたメールが署名を求めるものなのか、単なる控えの共有なのかは、メール本文のボタンの文言(「書類を確認する」「署名する」など)で見分けられます。
まず確認したいのは、その契約について自分に署名権限があるかどうかです。ひとり社長なら自分で判断できますが、担当者として受け取った場合は、署名の前に代表者や上長の承認を取る流れを社内で決めておくと後から揉めにくくなります。
受け取り側に費用や会員登録は必要?
電子契約サービスは一般に、契約書を送る側が利用契約を結び、受け取る側はメール経由で署名できる設計になっています。GMOサインもこの考え方で、受け取る側が自分でアカウントを作らなくても署名できる案内がされていることが多いです。費用負担の扱いや利用できる機能の範囲は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトのヘルプや送信元の案内をご確認ください。
「登録が必要と書かれている」「ログインを求められた」という場合は、送信者側が本人確認の強い方式を選んでいる可能性があります。電子契約には、メールリンクだけで完結する方式と、電子証明書などを使うより厳格な方式があり、後者は受け取り側にも追加の手続きが発生することがあります。判断に迷ったら、送信元の担当者に「どの方式で送っていますか」と直接聞くのが早道です。
なお、身に覚えのない差出人からの署名依頼には注意してください。取引の経緯がない、リンク先のドメインが不自然、といった場合は、メールのリンクを踏まずに、先方の代表電話や既知の担当者アドレスに確認する手順を社内ルールにしておくと安心です。
電子印鑑GMOサインの料金プラン
電子印鑑GMOサインの料金は次のとおりです。改定されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。
| プラン | 月額 | 1件あたりの送信料 | ユーザー数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| お試しフリー | 0円 | 契約印タイプ0円(月5件まで)/実印タイプは利用不可 | 1名 | — |
| ライト | 年間契約 8,800円/月(税込9,680円)、単月契約 9,500円/月(税込10,450円) | 契約印タイプ100円(税込110円)/実印タイプ300円(税込330円) | 記載なし | — |
| スタンダード | 年間契約 24,000円/月(税込26,400円)、単月契約 26,000円/月(税込28,600円) | 契約印タイプ100円(税込110円)/実印タイプ300円(税込330円) | 記載なし | — |
| ビジネス / エンタープライズ | 記載なし(利用規模に応じて個別案内) | 記載なし | 記載なし | — |
届いてから署名完了までの手順
手順は大きく四段階です。第一に、署名依頼メールを開き、本文に記載された件名・送信元・期限を確認します。第二に、メール内のボタンやリンクから書類の画面を開きます。アクセスコード(暗証番号)が設定されている場合は、別のメールやチャット、電話などで先方から共有されているはずなので、それを入力します。
第三に、書類の中身を最後まで確認します。金額、期間、支払条件、解約や自動更新の条項、契約当事者の表記が自社の正式名称になっているか。ここで違和感があれば、署名せずに差し戻し・修正依頼をします。署名を確定した後の修正は、原則として再送からやり直しになります。
第四に、署名欄をタップ(クリック)して、氏名や印影に相当する表示を入力し、完了を確定します。確定すると、双方に完了通知と署名済みファイルが届くのが一般的な流れです。完了メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認し、それでも見当たらなければ送信元に連絡してください。
スマホで署名するときの注意点
GMOサインの受け取り側の画面は、スマートフォンのブラウザからも操作できる形になっています。急ぎの契約で外出中でも対応できるのは利点ですが、小さな画面で条項を読み飛ばしてしまうリスクがあります。金額や期間が絡む契約は、内容確認だけはパソコンやタブレットで行い、署名操作だけスマホで済ませるという分け方でも構いません。
実務上つまずきやすいのは、メールアプリ内のブラウザで開いたときに表示が崩れる、リンクの有効期限が切れている、アクセスコードが分からない、の三つです。表示が崩れたら、リンクを標準のブラウザで開き直すと改善することがあります。期限切れは送信者に再送を依頼すれば解決します。
署名が終わったら、その場でファイルを端末にダウンロードして終わりにせず、会社の保管場所に移す作業までを一続きにしておきましょう。スマホのダウンロードフォルダに置いたままにすると、機種変更や端末紛失のときに所在が分からなくなります。
署名した後にやること|控えの保管とファイル名
電子契約で締結した書類は、電子データのまま保存する扱いが基本と考えられています。紙に印刷したものだけを残す運用は、電子帳簿保存法の電子取引の考え方と整合しない場合があるため、データの保存も併せて行う形が無難です。要件の詳細は国税庁の資料を確認するか、顧問の税理士にご相談ください。
保管で効くのは、置き場所とファイル名のルールを最初に決めることです。たとえばクラウドストレージに「契約書」フォルダを作り、「契約日_取引先名_契約種別」の順でファイル名を付けると、後から探すときに迷いません。検索できる状態にしておくことが、保存の目的のひとつでもあります。
あわせて、契約期間と更新日を一覧表に書き出しておくと便利です。電子契約は物理的なファイルが手元に残らない分、更新時期を見落としやすくなります。表計算ソフトの簡単な一覧でも十分に機能します。
よくあるつまずきと、その場での対処
「メールが届かない」と言われたときは、まず迷惑メール判定と、担当者アドレスの打ち間違いを疑います。会社のメールサーバーで外部リンク付きメールをブロックしている場合もあるため、社内の情報システム担当に確認するか、別アドレスへの再送を依頼します。
「署名者を別の人に変えたい」「自分に権限がない」という場合は、その場で署名せず、送信元に転送・差し替えを依頼するのが確実です。サービスによっては受け取り側で転送できる機能が用意されていることもありますが、社内の承認フローを飛び越えないよう、いったん自社の決裁を通してから進めてください。
署名済みの書類に誤りが見つかった場合は、通常は覚書や再締結で対応します。データを後から書き換える対応は、電子契約の仕組み上そもそも想定されていません。対応方法に迷うときは、契約内容の影響範囲を踏まえて弁護士に相談すると判断がしやすくなります。
自分が送る側になるときの考え方
受け取り側を経験すると、次は自社から送ってみたいという話になりがちです。送る側になると、利用契約や機能の選択が必要になります。比較するときは、月に何件送るか、相手方に登録を求めない方式で足りるか、契約書の保管や検索の機能が要るか、既に使っている会計・販売管理のツールと連携させたいか、の順に見ていくと絞り込みやすくなります。
本人確認の強さも判断軸です。取引金額が大きい、長期の継続契約が多いといった場合は、より厳格な方式を検討する余地があります。一方、日々の発注書や簡易な業務委託が中心なら、相手方の手間が少ない方式のほうが実務は回りやすいでしょう。
料金やプランの内容は変更されることがあるため、各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。契約書のひな形そのものの妥当性や、電子化してよい書類かどうかの判断は、弁護士や司法書士、税務上の保存の扱いは税理士に相談すると、後戻りの少ない形で進められます。
よくある質問
GMOサインで送られてきた契約書に署名するのに、受け取り側は無料ですか。
電子契約は送る側が利用契約を結び、受け取る側はメールのリンクから署名する形が一般的です。GMOサインでも受け取り側に登録を求めない案内がされていることが多いですが、扱いは変わることがあるため、公式サイトのヘルプや送信元の案内をご確認ください。
スマホだけで署名を完了できますか。
スマートフォンのブラウザから操作できる設計になっているため、署名自体はスマホで完了できることが一般的です。ただし条項の読み落としを避けるため、契約内容の確認はパソコンなど画面の大きい端末で行うことをおすすめします。
「受領者」と「署名者」はどう違いますか。
署名者は実際に署名して契約を成立させる立場、受領者は書類を受け取る立場を指し、多くの場合は同じ人です。署名を求められていない共有・閲覧だけの場合もあるので、メール内のボタンの文言で自分の役割を確認してください。
署名した契約書は印刷して紙で保管すればよいですか。
電子で受け取った契約書は、電子データのまま保存する扱いが基本と考えられています。紙だけの保管では要件を満たさない場合があるため、データの保存も併せて行い、詳細は国税庁の資料を確認するか税理士にご相談ください。