freeeサインの料金プラン|無料・スターター・スタンダードの違いと選び方

・契約・電子署名・会社のはじめかた編集部(監修:田中 祐介)

電子契約サービスを検討していて「freeeサインはどのプランを選べばいいのか」で止まっている方は多いと思います。プランの差は、単純な金額よりも「誰が何通送るか」「どの署名方式を使うか」「他のfreeeサービスと一緒に使うか」で決まります。この記事では、料金そのものではなく、自社がどのプランに当てはまるかを判断するための順番と基準を整理します。実際の金額や最新のプラン構成は変わることがあるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。

この記事の結論

  • freeeサインのプランは、無料で試せる範囲から、送信数やユーザー数、電子署名(立会人型以外を含む機能)の可否で段階的に広がる構成になっており、料金は公式サイトで最新のものを確認する必要があります。
  • プラン選びは「①月に何通送るか ②社内の何人が送信するか ③相手方から実印相当(電子署名)を求められるか ④freee会計・人事労務と連携させるか」の順に見ると決まりやすくなります。
  • ひとり社長や創業直後で月数通程度なら、まず無料またはお試しで運用フローを固め、送信数や担当者が増えた時点で上位プランへ切り替えるのが現実的です。

freeeサインの料金プランはどう分かれている?

freeeサインは、電子契約サービスとしては「まず小さく始めて、使う量が増えたら上げる」という考え方のプラン構成になっています。一般的には、機能や送信数を絞った無料で使える範囲があり、その上にスターター相当、スタンダード相当、さらに大きな組織向けの区分が用意される形です。プラン名や区分は改定されることがあるため、記事の情報だけで判断せず、freee公式サイトの料金ページで現在の構成を確認してください。

プラン間で差がつきやすいのは、主に次の4点です。ひと月あたりに送れる契約書の件数、ログインして操作できるユーザー数、使える署名方式(メール認証による電子サインか、電子証明書を用いる電子署名か)、そしてテンプレートや承認ワークフロー、API・他サービス連携といった運用支援の機能です。

逆に言うと、この4点について自社の使い方を言語化できれば、プラン選びはほぼ終わります。金額の比較から入ると迷いやすいので、先に「うちはどう使うか」を決めるほうが早く着地します。

無料プランで足りるのは、どんな会社?

無料で使える範囲は、契約の量が少なく、送る人がひとりに限られる場合に向いています。設立直後で、業務委託契約や秘密保持契約を月に数通やり取りする程度なら、まずここから始めて問題が出るかを見るのが合理的です。押印のために出社する、郵送で往復する、といった手間がなくなるだけでも効果は分かります。

一方で、無料の範囲では送信数の上限や利用できる機能に制限があるのが通常です。「今月はもう送れない」「テンプレートを登録できない」「他のメンバーに送信を任せられない」といった詰まりが出たら、それが有料プランへ移るサインです。上限の具体的な数値は変更されることがあるため、公式の記載を確認してください。

なお、無料の範囲で運用していても、締結した契約書の保存義務そのものは変わりません。電子で受け取った契約書の保存方法については電子帳簿保存法の考え方が関係しますので、要件の詳細は国税庁の資料を確認するか、顧問税理士にご相談ください。

freeeサインの料金プラン

freeeサインの料金は次のとおりです。改定されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。

プラン月額1件あたりの送信料ユーザー数備考
無料0円(税抜)電子サイン無料枠 1通/月3名送信・締結とタイムスタンプのみ
Starter年払い 5,980円/月(年額71,760円)、月払い 7,180円/月(税抜)電子サイン100円/SMS100円/電子署名200円(税抜)。無料枠50通/月無制限フォルダ管理、テンプレート、API/Webhook
Standard年払い 29,800円/月(年額357,600円)、月払い 35,760円/月(税抜)同上。無料枠100通/月無制限契約チェック機能、Wordテンプレート、グループ管理
Advance / Enterprise記載なし(問い合わせ)無料枠1,000通/月〜記載なしIP制限、SSO、ワークフロー、権限管理
出典:freeeサイン 公式料金ページ(https://www.freee.co.jp/sign/pricing/)・2026-09-21確認

スタータープランとスタンダードプラン、どちらを選ぶ?

判断の順番はシンプルです。まず①月の送信件数を数えます。営業担当が複数いて、案件ごとに契約を結ぶような業態なら、無料や下位プランの上限にすぐ届きます。次に②送信する人の数です。契約書を作る人、承認する人、送る人が分かれているなら、ユーザー数を確保できるプランが必要になります。

次に③署名方式です。相手先が上場企業や金融機関、行政の入札関連などの場合、メール認証型の電子サインではなく、電子証明書を用いた電子署名を求められることがあります。この要望が出る可能性があるなら、電子署名を扱える上位プランを前提に検討したほうが、あとで乗り換える手間を避けられます。

最後に④連携です。freee会計やfreee人事労務をすでに使っていて、契約情報と請求・労務手続きをつなげたいなら、連携機能の対象になるプランかを確認します。①〜④で上位側の条件にひとつでも当てはまればスタンダード相当、どれも当てはまらず「量だけ少し増えた」ならスターター相当、という切り分けが目安になります。

電子サインと電子署名の違いは、プラン選びにどう効く?

電子契約には、大きく分けて「立会人型(事業者署名型)」と「当事者型」の考え方があります。前者はサービス事業者が本人確認とメール認証を介して署名を付与するもの、後者は契約当事者が自分の電子証明書を用いて署名するものです。日常的な業務委託契約や注文書レベルでは前者で運用している会社が多く、相手方の要求水準によって後者が必要になることがあります。

プラン選びの観点では、「将来、当事者型や電子証明書を使う可能性があるか」を先に考えておくと無駄がありません。途中で必要になった場合、プラン変更で対応できることもありますが、社内規程や契約書の締結方法を取引先に説明し直す手間が発生します。

どの方式なら自社の契約類型で妥当かは、契約の内容や相手方との合意にも左右されます。不動産や一部の法令で書面が求められる契約もあるため、扱う契約の種類に不安がある場合は弁護士や司法書士に確認しておくと安心です。

お試し・プラン改定への向き合い方と、乗り換えの判断

導入前は、無料の範囲や試用の仕組みを使って、実際の契約書を1〜2件だけ流してみるのがおすすめの進め方です。確認したいのは、送信時の入力項目の分かりやすさ、相手方が迷わず署名できるか、締結後の書類がどこに保存されどう検索できるか、の3点です。ここで相手方から「操作が分からない」と連絡が来るようなら、案内文のテンプレート整備まで含めて運用を設計する必要があります。

電子契約サービスは、機能追加や区分の見直しでプラン構成が改定されることがあります。年度の切り替わりや更新月の前に、公式サイトの料金ページとお知らせを一度確認する習慣をつけておくと、気づかないうちに使い方とプランがずれている状態を避けられます。

他社サービスと比較する場合も、比べるべきは金額の一点ではなく、送信数・ユーザー数・署名方式・保存と検索・既存システムとの連携です。特に「締結済み書類をあとから取り出せるか」は、税務調査や契約更新の場面で効いてきます。導入後の解約時にデータをどう持ち出せるかも、契約前に確認しておきたいポイントです。

導入前にそろえておくと迷わない3つの準備

ひとつ目は、社内の押印・承認ルールの整理です。誰が契約内容を確認し、誰の承認で締結できるのかを紙のときと同じ水準で決めておきます。電子化すると送信が手軽になるぶん、承認を飛ばして送ってしまう事故が起きやすくなります。

ふたつ目は、よく使う契約書のテンプレート化です。業務委託契約書、秘密保持契約書、注文請書など、頻度の高いものから登録しておくと、上位プランの機能が活きます。逆にテンプレート化する契約書がほとんどないなら、まだ下位プランで十分という判断材料にもなります。

三つ目は、保存と検索のルールです。締結日・取引先名・金額などで後から探せる状態にしておくことが、電子取引データの保存に関する考え方とも関係します。具体的な要件は国税庁の資料で確認し、自社の保存方法が適切かどうかは税理士に相談しながら固めてください。契約書の法的な効力や取引先との取り決めに不安がある場合は、弁護士への相談もあわせて検討しましょう。

よくある質問

freeeサインは無料でずっと使えますか?

無料で利用できる範囲が用意されていますが、送信数や機能に制限があるのが一般的です。制限の内容や提供条件は変更されることがあるため、利用を決める前にfreee公式サイトの最新情報をご確認ください。

スタータープランとスタンダードプランの一番大きな違いは何ですか?

送信できる件数、利用できるユーザー数、そして電子証明書を用いる署名方式やワークフロー・連携機能の有無が主な違いになります。相手方から実印相当の電子署名を求められる可能性があるなら、上位プランを前提に検討すると乗り換えの手間を減らせます。

プラン改定があった場合、どう確認すればいいですか?

公式サイトの料金ページとお知らせを、更新月の前に一度見ておくのが確実な方法です。プラン名や区分が変わることもあるため、記事や比較サイトの情報ではなく提供元の表示を基準にしてください。

電子契約にした場合、契約書の保存はどうすればいいですか?

電子でやり取りした契約書は、電子取引データとして保存に関する要件が関係することがあります。取引先名や日付で検索できる状態にしておくのが基本的な考え方ですが、詳細は国税庁の資料を確認し、自社の対応が適切かは税理士にご確認ください。

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この記事は一般的な情報をまとめたものです。税務・法務・労務の個別の判断については、税理士・弁護士・社会保険労務士などの専門家にご相談ください。 料金や条件は変わることがあるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトで最新の内容をご確認ください。