ドキュサインでエラーが出るときの対処|表示されない・不具合の確認
契約を送った直後に「相手から開けないと連絡が来た」「署名しようとしたら認証に失敗した」。電子契約でいちばん焦るのが、この手のエラーです。DocuSign(ドキュサイン)で起きるトラブルの多くは、原因が「自分の端末側」「受信者側」「サービス側」のどこかに分かれていて、順番に見ていけば切り分けられます。この記事では、開かない・表示されない・認証の失敗・配信失敗という代表的な症状ごとに、確認する順番と、どこへ問い合わせればよいかを整理します。
この記事の結論
- DocuSignのエラーは、①自分の端末・ブラウザ、②受信者側のメール環境、③サービス側の障害、の順に切り分けると原因にたどり着きやすくなります。
- 署名画面が進まないときは、まず未入力の必須項目や「表示が必要」と案内されている書類のスクロール漏れがないかを確認します。
- 相手が受け取れない・開けない場合は、まず送信者(契約を送った側)が送信履歴と受信者の状態を確認し、解決しなければDocuSignのヘルプセンターやサポート窓口に問い合わせます。
ドキュサインのエラーは、どの順番で切り分ける?
最初にやるべきなのは、原因の場所を決めることです。順番は、①自分の端末・ブラウザの問題か、②受信者のメール環境の問題か、③DocuSign側の一時的な不具合か、の3つ。この順で見ると、たいていは①か②で解決します。
①の確認は単純です。別のブラウザで開き直す、シークレットウィンドウで試す、スマートフォンの回線で試す。これで開けるなら、拡張機能・キャッシュ・社内ネットワークのフィルタリングなど、自分側の環境が原因である可能性が高くなります。
②は、相手に「迷惑メールフォルダを見てもらう」「別のメールアドレスを教えてもらう」で切り分けます。①②を試しても複数の人・複数の端末で同じ症状が出るなら、③のサービス側を疑い、DocuSignの公式サイトやヘルプセンターで障害情報が出ていないかを確認します。
画面が開かない・表示されないときに見るところ
「リンクを押しても画面が真っ白」「読み込み中のまま進まない」というときは、まずブラウザを変えて試します。会社支給のPCでは、セキュリティソフトや社内プロキシが外部サービスの一部通信を止めていることがあり、この場合は同じ環境の他の人でも再現します。情報システム担当がいる会社なら、ドメインの許可設定について相談してみてください。
次に、端末とブラウザを最新の状態にします。古いバージョンのブラウザや、長く更新していないスマートフォンのOSでは、表示が崩れたり操作ボタンが反応しなかったりすることがあります。キャッシュとCookieの削除も、一度は試す価値があります。
PDFの中身が表示されない場合は、ファイル自体が重い、あるいは通信が不安定なことが考えられます。Wi-Fiとモバイル回線を切り替えて再読み込みしてみてください。それでも変わらないときは、送信者に「別の受信者アドレスで再送してもらう」のが早い場合があります。
Docusign(ドキュサイン)の料金プラン
Docusign(ドキュサイン)の料金は次のとおりです。改定されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。
| プラン | 月額 | 1件あたりの送信料 | ユーザー数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| Personal | 1,333円/月(年間一括 16,000円/年) | 月5通まで | 1ユーザー | 別途税金が発生する場合あり |
| Standard | 3,300円/月・ユーザー(年間一括 39,600円/年) | 年間100通/ユーザー | 最大50ユーザー | 共同編集、ブランド設定 |
| Business Pro | 5,300円/月・ユーザー(年間一括 63,600円/年) | 年間100通/ユーザー | 最大50ユーザー | Webフォーム、支払い回収、一括送信 |
| 拡張プラン | 記載なし | カスタム | 51ユーザー以上 | 組織管理、24時間サポート |
「表示が必要」と出て署名を完了できない
署名画面で「表示が必要」「必須」といった案内が出て先に進めないのは、エラーというより、まだ完了していない操作が残っているサインであることが多いです。代表的なのは、添付されている書類を最後までスクロールして表示していないケースと、必須の入力欄が空のままになっているケースです。
対処の順番は、まず画面上部や下部に出る「次へ」「未完了の項目へ移動」といった案内ボタンを押して、残っている箇所へジャンプすること。1ページずつ探すより確実です。複数ページの契約書では、途中に挟まれた別紙の閲覧が条件になっていることもあります。
スマートフォンでは、画面が小さく必須欄を見落としやすくなります。可能ならPCで開き直してみてください。それでも完了できないときは、送信者に連絡し、どの項目が未完了として残っているかを送信者側の画面で確認してもらうと早く解決します。
認証の失敗・アクセスコードが通らない
署名前の本人確認で止まる場合、まず確認するのは「どの方法で認証を求められているか」です。アクセスコード、SMSや電話による確認、追加の本人確認など、送信者が設定した方法によって対処が変わります。
アクセスコードは、送信者が別の手段(メール本文とは別のメールやチャット、口頭など)で伝えている前提の仕組みです。手元に見当たらないなら、探すより送信者に聞くほうが確実です。入力回数の上限に達してロックされることがあるため、思い当たるコードを何度も試すのは避けてください。
SMSや電話の認証が届かない場合は、登録された電話番号が最新かを送信者に確認します。番号が古い、国番号の指定が違う、といった理由で届かないことがあります。ロックされてしまったときは、送信者が封筒(エンベロープ)を訂正して再送することで解決する場合があります。
メールが届かない・配信失敗と表示される
送信者側の画面で「配信失敗」と表示されている場合、原因は受信者側のメール環境にあることが多いです。アドレスの打ち間違い、受信拒否設定、メールボックスの容量超過、会社のメールサーバーが外部からの自動送信メールをブロックしている、といったパターンが典型です。
送信者がまずやることは3つ。①宛先アドレスの綴りを確認する、②受信者に迷惑メールフォルダと隔離フォルダを見てもらう、③DocuSignからの送信元ドメインを受信許可リストに追加してもらう。③は情報システム担当への依頼が必要なこともあります。
それでも届かないときは、いったん取り消して別のアドレス宛に送り直すのが現実的です。急ぐ場合は、受信者がすでにDocuSignのアカウントを持っているなら、ログインして自分宛の書類一覧から開いてもらう方法もあります。
どこに問い合わせる?送信者・サポート・ヘルプセンターの使い分け
問い合わせ先は、立場によって変わります。あなたが受信者(署名する側)なら、最初の相談先は送信者です。認証方法の変更、再送、入力項目の修正は、送信者側でしか操作できないものが多いためです。
あなたが送信者(契約を送った側)で、送信履歴を見ても原因が分からない、あるいは複数の相手で同じ症状が出ているなら、DocuSignのヘルプセンターやサポート窓口を使います。問い合わせ方法や受付範囲は契約しているプランによって異なることがあるため、公式サイトで最新の案内を確認してください。
問い合わせるときは、①発生した日時、②症状(表示されたメッセージは画面ごとスクリーンショットで)、③使った端末とブラウザ、④対象の書類を特定できる情報、⑤すでに試したこと、をまとめておくとやり取りが短くて済みます。社内でも、この5点を書いた報告テンプレートを作っておくと、担当者が変わっても対応がぶれません。
同じエラーを繰り返さないための運用の整え方
トラブルの多くは、送信前の設計で減らせます。認証をアクセスコードにするなら、コードの伝え方を社内ルールとして決めておく。相手が初めて電子契約を受け取る取引先なら、送信前に「この差出人からメールが届きます」と一報を入れておく。この2つだけでも、問い合わせはかなり減ります。
社内では、よくあるエラーと対処を1枚のメモにまとめ、契約書を送る担当者全員が見られる場所に置いておくと安心です。「開かないと言われたら、まずブラウザを変えてもらう」「配信失敗なら迷惑メールと許可リスト」といった一次対応が決まっていれば、その場で解決できる割合が上がります。
なお、電子契約で締結した書類の保存方法や保存期間の考え方は、電子帳簿保存法など関連する制度の取り扱いに関わります。要件の詳細は国税庁など所管官庁の資料で確認し、自社の保存体制で問題がないか不安な場合は、顧問税理士に相談しておくと安心です。契約内容そのものの有効性や取引先とのトラブルに発展しそうなときは、弁護士への相談も検討してください。
よくある質問
ドキュサインの「表示が必要」とは何ですか?
署名を完了する前に、まだ見ていない書類や未入力の必須項目が残っていることを知らせる案内であることが多いです。画面の案内ボタンで未完了の箇所へ移動し、添付書類は最後までスクロールして表示してみてください。それでも進めない場合は、送信者に未完了項目を確認してもらうと早く解決します。
相手にドキュサインのメールが届かないときはどうすればいいですか?
まず宛先アドレスの綴りを確認し、受信者に迷惑メールフォルダや隔離フォルダを見てもらってください。会社のメールサーバーでブロックされていることもあるため、送信元ドメインを受信許可に追加してもらう方法もあります。解決しなければ、別のアドレス宛に送り直すのが現実的です。
認証に失敗してロックされてしまいました。解除できますか?
受信者側では解除できないことが一般的で、送信者が書類を訂正して再送することで再開できる場合があります。まずは送信者に連絡し、認証方法や登録されている電話番号が正しいかを確認してもらってください。送信者側でも対応できないときは、DocuSignのサポート窓口に問い合わせます。
ドキュサイン側の障害かどうかは、どこで分かりますか?
複数の端末・複数の相手で同じ症状が出る場合は、サービス側の可能性があります。DocuSignの公式サイトやヘルプセンターで障害情報の案内が出ていないかを確認してください。急ぎの契約であれば、締結期限について取引先と事前に相談しておくと安心です。