クラウドサインが使えないときの対処|アップロード失敗・不具合の確認

・契約・電子署名・会社のはじめかた編集部(監修:田中 祐介)

契約書を今日中に送らないといけないのに、PDFがアップロードできない。画面が真っ白で読み込めない。そんなときほど焦って同じ操作を繰り返してしまいがちです。この記事では、クラウドサインで不具合が起きたときに「自分の環境の問題」か「サービス側の障害」かを切り分ける順番と、送信失敗・ログインできない場合の具体的な対処、問い合わせ前に用意しておくものを整理します。

この記事の結論

  • クラウドサインの不具合は、まず公式のステータス(障害情報)ページを確認し、サービス側の障害かどうかを切り分けるのが最初の一歩です。
  • PDFがアップロードできないときは、ファイルのパスワード保護・拡張子・ファイル名・容量・破損の5点を順に確認し、PDFを作り直して再送するのが基本の対処です。
  • 画面が見れない・ログインできない場合は、推奨環境のブラウザで、拡張機能をオフにしたシークレットウィンドウから開き直すと解消することがあります。

まず確認するのは「自分側」か「サービス側」か

クラウドサインが使えないときに最初にやるべきなのは、原因がどちら側にあるかの切り分けです。ここを飛ばして同じ操作を繰り返すと、送信が二重になったり、無駄に時間を使ったりします。順番としては、①公式の障害情報・メンテナンス情報を見る、②別のブラウザや別の端末で開いてみる、③別のPDFで試してみる、の3ステップです。

①でサービス側の障害やメンテナンスが告知されていれば、こちら側でできることはありません。復旧を待ち、相手方には「システム側の不具合で送付が遅れている」と先に連絡を入れておくと、後の説明が楽になります。障害情報は公式サイトのヘルプやステータス関連のページ、公式のお知らせで案内されていますので、ブックマークしておくと次回から早く確認できます。

②で別の端末からは問題なく開けるなら、原因は今使っているPC・ブラウザ・ネットワークの側にあります。③で別のPDFなら上がるなら、原因は元のファイルそのものです。この3つを試すだけで、対処すべき場所はかなり絞り込めます。

「アップロードに失敗しました」と出るときのPDFの見直し方

PDFがアップロードできないときは、ファイル側に原因があることが多いです。確認の順番は、(1)パスワードや編集制限がかかっていないか、(2)拡張子が正しいPDFか(Wordのまま、または画像の拡張子を手で書き換えたものではないか)、(3)ファイル名に記号や機種依存文字、極端に長い名前を使っていないか、(4)ページ数や解像度が大きすぎないか、(5)ファイルが破損していないか、の5点です。

特に多いのが(1)のパスワード保護と(5)の破損です。セキュリティ上の理由で暗号化したPDFは、そのままでは処理できないことがあります。いったんパスワードを解除したファイルを用意してください。破損が疑われる場合は、元の文書をもう一度PDFとして書き出し直すか、PDFを開いて「印刷」からPDFとして保存し直すと、内部構造が作り直されて通ることがあります。

ファイルサイズやページ数の上限、対応する形式などの具体的な条件は、提供元の公式ヘルプに記載があります。数値は変わり得るので、必ず公式サイトの最新のヘルプを確認してください。スキャンした契約書が重い場合は、解像度を下げて書き出す、白黒(グレースケール)で読み取り直すといった方法で軽くできます。

クラウドサインの料金プラン

クラウドサインの料金は次のとおりです。改定されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。

プラン月額1件あたりの送信料ユーザー数備考
Free0円無料(月2件まで)1名月の送信2件が上限。書類管理機能に制限
Light11,000円(税抜)/12,100円(税込)220円(税抜)/242円(税込)無制限AI契約書管理(インポート時)非対応、キャビネット機能なし
Corporate28,000円(税抜)/30,800円(税込)220円(税抜)/242円(税込)無制限専任CSM非対応、一部の内部統制機能に制限
Business / Enterprise記載なし(個別)記載なし(ボリュームディスカウントあり)記載なし料金は問い合わせ
出典:クラウドサイン 公式料金ページ(https://www.cloudsign.jp/price)・2026-09-21確認

つながらない・読み込めない・画面が見れないときの環境チェック

画面が真っ白、ぐるぐる回ったまま進まない、ボタンを押しても反応しないといった症状は、ブラウザ側が原因のことがよくあります。まずは推奨環境で使えているかを確認してください。公式サイトに動作確認済みのブラウザとバージョンの案内がありますので、古いブラウザやサポート対象外のブラウザを使っていないか見直します。

次に、キャッシュとCookieを削除してブラウザを再起動します。それでも直らない場合は、シークレットウィンドウ(プライベートウィンドウ)で開いてみてください。ここで正常に動くなら、原因は広告ブロックやセキュリティ系のブラウザ拡張機能である可能性が高いので、拡張機能を一つずつオフにして特定します。

社内ネットワークから使っている場合は、会社のファイアウォールやプロキシ、セキュリティソフトが通信を遮断していることもあります。スマートフォンのテザリングなど別の回線で試して、そちらでは開けるならネットワーク側が原因です。その場合は情報システム担当に、接続先ドメインの許可設定について相談してください。

ログインできない・送信失敗したときのやり直し方

ログインできないときは、メールアドレスの打ち間違い、パスワードの誤り、そもそも招待されたアカウントと別のアドレスで開いている、のいずれかが多いです。パスワードを忘れた場合は、ログイン画面のパスワード再設定から手続きします。再設定メールが届かないときは、迷惑メールフォルダと、社内のメールフィルタで隔離されていないかを確認してください。

相手方(受信者)が「リンクが開けない」と言ってくる場合も同様で、メールが迷惑メール扱いになっているケースが目立ちます。差出人ドメインの受信許可を設定してもらう、書類の有効期限が切れていないかを確認する、という順で見ていきます。期限切れなら、送信側で取り消して送り直すことになります。

送信に失敗したように見えても、実際には相手に届いている場合があります。やり直す前に、必ず管理画面で書類のステータス(下書き・送信済み・完了など)を確認してください。二重に送ってしまうと、どちらが有効な契約かという話になりかねません。送信済みになっている書類を差し替えたいときは、いったん取り消し(撤回)の操作をしてから作り直し、相手方には一言連絡を入れておくと混乱を防げます。

サポートへ問い合わせる前に用意しておくもの

自分で切り分けても解決しないときは、提供元のサポートに問い合わせます。問い合わせ窓口やフォームの場所、受付時間、契約プランによる対応範囲は公式サイトのヘルプページに案内がありますので、最新の情報を確認してください。

連絡するときは、次の情報をまとめておくとやり取りが一往復で済みます。①いつ(日時)、②誰のアカウント(ログインに使っているメールアドレス)、③どの操作で(アップロード・送信・閲覧など)、④どんなエラーが出たか(画面に表示された文言をそのまま)、⑤使っているOSとブラウザとそのバージョン、⑥すでに試したこと(別ブラウザ、シークレットウィンドウ、別ファイルなど)。エラー画面のスクリーンショットも添えると伝わりやすくなります。

急ぎの契約で復旧を待てない場合は、いったん紙や他の方法で締結し、後から記録を整える判断も現実的です。ただし、電子で受け取った書類の保存方法や、紙に切り替えた場合の扱いは、電子帳簿保存法など保存ルールの考え方に関わることがあります。要件の詳細は国税庁など所管官庁の資料を確認し、判断に迷う場合は顧問の税理士にご相談ください。

同じトラブルを繰り返さないための備え

契約の送信は、締め日や決済日に近いタイミングに集中しがちです。余裕のある日程で送る運用にしておくだけで、不具合が起きたときの逃げ道が確保できます。相手方の押印・署名期限も、こちらの想定より数日長めに設定しておくと安心です。

社内では、PDFの作り方を標準化しておくと失敗が減ります。パスワードをかけない、ファイル名は半角英数と日付で統一する、スキャンは指定の解像度で行う、といった簡単なルールをマニュアルに書いておくだけで、「アップロードに失敗しました」の多くは起きにくくなります。

あわせて、障害情報の確認先URL、サポート窓口の場所、社内の情報システム担当の連絡先を、契約担当者がすぐ見られるところにまとめておきましょう。電子契約は複数のサービスを比較検討している会社も多いと思いますが、料金や機能、サポート体制は変更されることがあるため、導入・見直しの際は各社の公式サイトで最新の内容を確認してください。

よくある質問

クラウドサインで「アップロードに失敗しました」と出ます。どうすればいいですか。

まず別のPDFで試し、そちらが通るならファイル側が原因です。パスワード保護の解除、ファイル名を半角英数に変更、PDFの書き出し直しの順に試してください。どのファイルでも失敗する場合は、ブラウザのキャッシュ削除やシークレットウィンドウでの再試行、公式の障害情報の確認に進みます。

サービス側の障害かどうかは、どこで確認できますか。

提供元の公式サイトにある障害・メンテナンス情報のページや公式のお知らせで案内されます。URLは変更されることがあるので、公式サイトから辿って確認し、契約担当者が見られる場所にブックマークしておくとよいでしょう。

間違えて送ってしまった書類をやり直せますか。

送信済みで相手方の対応が完了していない書類は、送信側で取り消し(撤回)してから作り直せる場合があります。操作の前に管理画面でステータスを確認し、相手方にも一言連絡を入れておくと、どちらの書類が有効かという混乱を防げます。

相手が「メールのリンクが開けない」と言っています。

迷惑メールフォルダに入っていないか、社内のメールフィルタで隔離されていないかを確認してもらってください。それでも開けない場合は、書類の有効期限が切れていないかを送信側で確認し、必要なら取り消してから送り直します。

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この記事は一般的な情報をまとめたものです。税務・法務・労務の個別の判断については、税理士・弁護士・社会保険労務士などの専門家にご相談ください。 料金や条件は変わることがあるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトで最新の内容をご確認ください。