楽天銀行 法人のカード|キャッシュカード・デビット・ETCと再発行の進め方
法人口座を開いたあと、「このカードは何に使うものだったか」「もう1枚は誰が持つのか」で手が止まりがちです。楽天銀行の法人口座まわりで出てくるカードは、大きく分けてキャッシュカード、デビットカード、クレジットカード、ETCカード、そして入金に使うカードの5種類。役割がそれぞれ違うので、まず用途で切り分けると迷いません。この記事では、種類の違いと申し込みの順番、紛失・破損したときの再発行の進め方を、判断の順序に沿って整理します。
この記事の結論
- 楽天銀行の法人口座で最初に手元に届くのは基本的にキャッシュカードで、ATMでの入出金と残高照会に使う「口座に紐づくカード」です。
- 支払いに使いたい場合は、口座から即時に引き落とされる法人デビットカードか、後払いの法人クレジットカード(ETCカードは通常クレジットカードに付帯)を、資金繰りと経費精算の手間で選び分けます。
- キャッシュカードを紛失したら、まず利用停止の手続きをしてから再発行を申し込む、という順番が基本です。手続き方法と所要日数は楽天銀行の公式サイトで最新情報を確認してください。
楽天銀行の法人口座で使えるカードは何種類?まず用途で分ける
「法人のカード」と一口に言っても、中身はまったく別物です。整理すると、①ATMで現金を出し入れするキャッシュカード、②口座から即時に引き落とされるデビットカード、③後払いで使うクレジットカード、④高速道路の料金に使うETCカード、⑤売上金などを入金するための入金専用のカード、の5つに分かれます。
迷ったら、やりたいことを先に決めてください。現金を引き出したいならキャッシュカード、ネット広告やソフトの月額利用料をカードで払いたいならデビットかクレジット、社用車で高速を使うならETC、店舗の売上を窓口やATMから入れるなら入金用のカード、という順です。
なお、どの種類がその時点で申し込めるか、どの機能が1枚にまとまっているかは、金融機関側の仕様変更で変わることがあります。申し込み前に楽天銀行の公式サイトで、現在提供されているカードの種類と条件を確認しておくと安心です。
法人キャッシュカードの申し込みと、届いたあとにやること
法人口座を開設すると、通常はその流れでキャッシュカードが作られ、登録した住所宛に郵送で届きます。会社の所在地と代表者の住所が違う場合、どちらに届くかで受け取り漏れが起きやすいので、口座開設の申し込み時点で送付先の登録内容を確認しておきましょう。転送不要の書留で送られる形式では、受け取れないと差し戻しになります。
届いたら、その日のうちに三つだけ済ませてください。暗証番号の管理方法を決めること(付箋に書いて貼らない、社内の誰が知っているかを明確にする)、ATMでの1日あたりの利用上限を実際の運用に合わせて設定すること、そしてカード番号の下何桁かと保管場所を社内の管理表に記録することです。
キャッシュカードは口座そのものに紐づくため、扱いは通帳に近い感覚になります。ひとり社長でも、経理を外部に委託している場合でも、「誰が物理カードを保管するか」を最初に決めておくと、あとで紛失したときの初動が速くなります。
楽天銀行の手数料
楽天銀行の手数料は次のとおりです。改定されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 口座維持手数料 | 年額 無料 | — |
| 同行宛の振込手数料 | 52円(税込) | 3万円未満・3万円以上とも同額 |
| 他行宛の振込手数料 | 3万円未満 150円/3万円以上 229円(税込) | — |
| 提携ATMの入金 | 220円〜275円(税込) | みずほ・セブン・イオン・PatSatは220円、イーネット・ローソン・三菱UFJ・ゆうちょは275円 |
法人デビットカードとクレジットカード、どちらを先に作るか
判断の順番はシンプルです。まず「口座に常に支払い分の残高を置いておけるか」を考えます。置いておけるなら、口座から即時に引き落とされるデビットカードが向いています。利用のたびに口座から出ていくので、利用明細と入出金明細が近い形で残り、会計ソフトと連携させたときの突き合わせが楽になります。
一方、仕入れや広告費の支払いが先で入金が後、という資金の流れがある会社は、後払いのクレジットカードのほうが回しやすい場面があります。ただし法人クレジットカードは審査があり、設立直後は事業計画や代表者の情報を含めて審査されるのが一般的です。作れなかった場合に備えて、デビットカードを先に用意しておくという順番も現実的です。
どちらも、年会費や付帯サービスの内容は発行会社や提携先によって異なります。金額や特典の条件は変わるため、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確認してから決めてください。なお、経費の使い分けとしては、定期課金のサブスクをデビット、出張や接待などの立替をクレジット、と分ける会社もあります。
ETCカードと入金カードは何のためのカードか
法人のETCカードは、多くの場合、法人クレジットカードに付帯する形で追加発行します。つまり「ETCカードだけ単独で銀行口座から作る」という発想ではなく、まず支払いの土台になるカードを決め、そこにETCを何枚ぶら下げるかを考える順番になります。社用車が複数あるなら、車両ごとに1枚ずつ発行して、どの車の高速代かを明細で分けられるようにしておくと経理が楽です。
ETCコーポレートカードなど、高速道路会社側が発行する仕組みも別に存在します。走行量が多い運送系の事業ではそちらが検討されることもありますが、申込先も条件もまったく別の制度です。自社がどちらを使うべきか迷う場合は、まず「クレジットカード付帯で足りるか」から検討してください。
入金カードは、現金の売上をATMや窓口から口座へ入れるときに使うイメージのカードです。キャッシュカードのように引き出し機能を持たせず、入金に限定して運用できると、店舗スタッフに預けるときの安心感が違います。提供の有無や名称、使えるATMは金融機関ごとに異なるため、楽天銀行の公式サイトで現在の取り扱いを確認しましょう。
楽天銀行の法人キャッシュカードを再発行するときの手順
紛失・盗難に気づいたら、再発行の前にまず利用停止です。順番を逆にすると、その間に不正利用されるリスクが残ります。連絡先は楽天銀行の公式サイトに案内があり、法人のお客さま向けの窓口や、ログイン後の画面から手続きできる場合があります。あわせて、盗難の可能性があるなら警察への届出も検討してください(受理番号を控えておくと、その後のやり取りで役立つことがあります)。
停止できたら、再発行の申し込みに進みます。用意するものは、口座情報(支店名・口座番号)、法人名と代表者名、届出印や登録した情報の控えなど。ネットバンキングの管理画面から申し込める場合と、書面のやり取りが必要な場合があり、法人口座は後者になることもあります。手続き方法と、再発行にかかる日数・手数料の有無は、必ず公式サイトの最新の案内で確認してください。
カードが届くまでの間は、インターネットバンキングからの振込や、提携先への支払いで代替できるかを確認しておきます。現金の引き出しだけが止まる形になるので、給与や現金仕入れの予定がある場合は、先に振込での対応に切り替えておくと業務が止まりません。破損や磁気不良で使えなくなったときも、流れはおおむね同じで、まず窓口に状況を伝えるところからです。
カードを増やす前に決めておきたい社内ルール
カードが増えるほど、経理の手間は「枚数×明細の突き合わせ」で増えていきます。増やす前に、誰が・何に・いくらまで使ってよいかを決めておきましょう。ひとり社長でも、事業用と個人用の支払いをカードの段階で分けておくと、決算前の仕分けが軽くなります。
利用明細は、会計ソフトと連携させて自動で取り込む形にしておくと後が楽です。あわせて、領収書やレシートの保存方法も決めておきます。電子データで受け取った領収書の扱いについては電子帳簿保存法の考え方が関係してきますので、要件の詳細は国税庁の資料を確認するか、税理士にご相談ください。
カードの利用料や年会費をどの勘定科目で処理するか、私的利用が混ざった場合にどう扱うかは、状況によって判断が分かれることがあります。判断に迷う支出が出てきたら、早めに顧問税理士に確認しておくと、後からの修正が減ります。
よくある質問
楽天銀行の法人口座を開くと、キャッシュカードは自動で届きますか?
一般的には、口座開設の手続きの流れでキャッシュカードが作られ、登録した住所へ郵送されます。送付先の住所が古いままだと受け取れずに戻ってしまうため、申し込み時に登録内容を確認してください。届くまでの日数や発行の要否は、楽天銀行の公式サイトの案内でご確認ください。
法人キャッシュカードの再発行には何日くらいかかりますか?
日数は手続き方法や時期によって変わるため、公式サイトの案内で最新の情報を確認してください。書面でのやり取りが必要な場合は、その分だけ時間がかかります。カードが届くまでは、インターネットバンキングからの振込で支払いを回せるよう準備しておくと安心です。
法人デビットカードと法人クレジットカードは両方持てますか?
用途を分けて両方を使い分けている会社はあります。定期課金の支払いはデビット、立替が発生する経費はクレジット、といった分け方です。ただしクレジットカードは審査があり、発行の可否や条件は各社で異なるため、各社の公式サイトで最新の条件を確認してください。
ETCカードだけを単独で作ることはできますか?
法人の場合、ETCカードはクレジットカードに付帯する形で発行されるのが一般的です。まず支払いの土台になるカードを決め、必要な枚数を追加する順番で考えるとスムーズです。高速道路会社が発行する別の仕組みもありますので、走行量が多い場合は条件を比較してみてください。