NottaとRimo Voiceの違い|AI議事録ツールの選び方を比較

・会議・情報共有・会社のはじめかた編集部(監修:田中 祐介)

会議の議事録づくりに時間を取られている会社が、最初に候補に挙げることが多いのがNottaとRimo Voiceです。どちらも音声を自動で文字に起こし、要約までつくれるツールですが、料金の組み立て方も、想定している使われ方も同じではありません。この記事では、数字そのものではなく「どう考えて選ぶか」を軸に、2つの違いと向き不向きを整理します。具体的な金額は下の表と各社の公式サイトでご確認ください。

この記事の結論

  • Nottaは無料から使えるプランと個人単位のプランが用意されており、まず一人で試してから社内に広げたい会社に向いています。
  • Rimo Voiceはプラン単位で使える時間や機能がまとまっており、会議が多くチームで共有しながら使いたい会社に向いています。
  • どちらも上位プランで文字起こしの時間制限がなくなる設計のため、月にどれだけ会議があるかを先に数えると判断しやすくなります。

NottaとRimo Voiceは何が根本的に違うのか

どちらも「会議の音声を文字にして、要約を作る」という点では同じ役割を持つツールです。違いが出るのは、料金体系の考え方と、どんな使われ方を前提に設計されているかという部分です。

Nottaは、まず個人が一人で使い始められる入口が用意されているのが特徴です。無料で試せる枠があり、そこから使える時間や要約の回数が増える個人向けプラン、さらに複数アカウントで管理できる法人向けプランへと段階的に上がっていく構成になっています。翻訳や単語登録、外部ツールとの連携、セキュリティ管理といった機能も、上位のプランに進むにつれて加わる形です。「まず担当者が試し、良ければ部署に広げる」という進め方と相性がよい組み立てといえます。

Rimo Voiceは、文字起こしを中心としたプランから、要約やAI機能まで含めたプラン、さらにメンバー招待や管理機能を備えたプランへと並んでいます。プランごとに使える機能のまとまりがはっきりしており、「チームで共有しながら使う」段階に入ったときの選択肢が明確です。文字起こししたデータの保管期間や、利用ログ・アクセス制限といった管理面の扱いも、上位のプランで整理されています。

つまり、Nottaは個人の利用からなめらかに法人利用へつながる設計、Rimo Voiceはプランごとに使い方の想定がはっきり分かれている設計、という違いがあります。どちらが優れているという話ではなく、自社がどの段階から使い始めるかによって、しっくりくる方が変わります。

なお、両サービスとも機能の追加や料金の改定は起こり得ます。ここで触れている内容は記事作成時点の整理ですので、導入を検討する際は必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

料金の比べ方

料金の考え方が違うため、月額だけを見ても比べられません。使う人数と必要な機能を決めたうえで、基本料金に追加ユーザー分や従量課金を足した「月あたりの合計」で見ます。

サービス無料で使えるかいちばん安い有料プランの料金使える人数
Nottaあり(文字起こし120分/月、ファイル取り込み50件/月、AI要約10回/月、話者識別)月払い 1,430円/月、年払い 1,185円/月(年額14,220円・税込)1アカウント
Rimo Voiceなし1,650円/月(税込)記載なし
出典:Notta:https://www.notta.ai/pricing/Rimo Voice:https://rimo.app/about/voice/plans・2026-09-21確認

どの順番で比べると決まるか

最初に確認したいのは、使う人数です。担当者が一人で議事録を作っているのか、複数人がそれぞれ自分の会議を記録するのかで、必要なプランの階層が変わります。一人で完結するなら個人単位のプランで足りることが多く、部署単位で使うならメンバー管理やフォルダ共有ができる階層を見ることになります。NottaもRimo Voiceも複数アカウントに対応する上位プランを持っていますが、料金の積み上がり方は異なるため、下の表で人数を当てはめて比べてみてください。

次に、月にどれくらいの会議があるかを数えます。文字起こしできる時間に上限があるプランと、上限のないプランが両社にあり、ここが料金差の大きな理由になっています。週次の定例が何本、商談が何件、と具体的に書き出して合計時間を出すと、どの階層が必要かが見えてきます。上限のあるプランで足りるなら費用を抑えられますし、毎日のように会議があるなら上限のないプランのほうが結果的に管理は楽になります。

三つ目は、既存のツールや業務フローとの関係です。Web会議の録画をそのまま取り込みたいのか、顧客管理システムに議事録を連携させたいのか、あるいは文字起こししたテキストを社内の共有ツールに貼るだけでよいのか。連携先が決まっている場合は、その連携が使えるのがどのプランかを確認する必要があります。個別の連携先の対応状況は変わることがあるため、必要な連携がある場合は公式サイトの機能一覧で直接ご確認ください。

四つ目は、社内の体制やセキュリティ要件です。会議の内容に人事情報や取引先の機密が含まれる場合、アクセス制限やシングルサインオン、利用ログの管理といった機能が求められることがあります。両社とも上位のプランでこうした管理機能を用意していますが、要件の細かい部分は会社ごとに異なります。情報の取り扱いについて社内規程がある場合は、規程と照らし合わせたうえで、必要に応じて社内の管理部門や専門家に確認しながら進めるとよいでしょう。

最後に、データの保管期間も見落としやすいポイントです。過去の議事録をいつまで遡って参照したいかによって、選ぶべきプランが変わることがあります。議事録を一定期間保存する必要があるかどうかは、会社の記録管理の方針や業種によって考え方が異なるため、保存義務の有無については顧問の税理士や弁護士など専門家に相談することをおすすめします。

Nottaのプラン

Nottaの料金は次のとおりです。最新の内容は公式サイトでご確認ください。

プラン料金使える人数備考
フリー0円1アカウント文字起こし120分/月、ファイル取り込み50件/月、AI要約10回/月、話者識別
プレミアム月払い 1,430円/月、年払い 1,185円/月(年額14,220円・税込)1アカウント文字起こし1,800分/月、AI要約100回/月、翻訳、単語登録、書き出し
ビジネス月払い 4,180円/月、年払い 2,508円/月(年額30,096円・税込)複数アカウント文字起こし無制限、Web会議録画、セキュリティ管理、CRM連携
エンタープライズ記載なし(要相談)記載なしAI要約無制限、SAML SSO、AI学習なし、専用サポート
出典:Notta 公式料金ページ(https://www.notta.ai/pricing)・2026-09-21確認

Rimo Voiceのプラン

Rimo Voiceの料金は次のとおりです。最新の内容は公式サイトでご確認ください。

プラン料金使える人数備考
文字起こし1,650円/月(税込)記載なし文字起こし2,100分/月、話者分離、URL共有、データ保管30日
プロ4,950円/月(税込)記載なし文字起こし無制限、Bot録画無制限、AI詳細要約、Rimo AI 1,000クレジット
チーム6,600円/月(税込)記載なしプロの全機能+メンバー招待・管理、チームフォルダ
法人記載なし(見積り)記載なし利用ログ・明細管理、IP制限・SSO、請求書対応、11アカウント以上はデータ保管無制限
出典:Rimo Voice 公式料金ページ(https://rimo.app/about/voice/plans)・2026-09-21確認

Nottaが向いている会社

まず一人で試してみたい、という段階の会社に向いています。無料で使える枠があるため、いきなり費用をかけずに、自社の会議の音声がどの程度きれいに文字になるかを確かめられます。導入の稟議を通す前に実物を見せたい、という場面でも動きやすい構成です。

担当者が個人で使い続けるケースにも合います。議事録を作るのが特定の一人に集中している会社では、個人単位のプランで必要な時間と要約の回数を確保できれば、それ以上の階層に上がらずに運用できる可能性があります。

海外とのやり取りがある会社も候補に入れやすいでしょう。翻訳や、社内用語を登録して精度を調整する機能が上位のプランに含まれており、専門用語の多い会議を扱う場合に役立ちます。対応言語や機能の詳細は公式サイトでご確認ください。

将来的に部署全体へ広げる可能性がある会社にも適しています。個人利用から複数アカウント管理、さらに大規模向けの階層まで連続して用意されているため、使い始めた形を大きく変えずに規模を広げやすいのが利点です。

Rimo Voiceが向いている会社

会議が多く、チーム全員で議事録を共有しながら進めたい会社に向いています。メンバーを招待して管理する機能や、チームで使う共有フォルダが上位のプランにまとまっており、「誰が何を記録したか」をチーム単位で把握しやすい構成です。

オンライン会議が業務の中心になっている会社にも合います。会議に参加して録画・記録するBot機能や、詳細な要約を作る機能が用意されており、参加しなかった人が後から内容を追いかける運用と相性がよいといえます。

文字起こしの量が読みづらい会社にも検討しやすい選択肢です。上位のプランでは文字起こしの時間に上限を設けない設計になっているため、月によって会議の本数が大きく変動する場合でも、使いすぎを気にせず運用しやすくなります。

管理面の要件がはっきりしている会社にも向きます。利用状況のログや明細の管理、アクセス制限やシングルサインオン、請求書での支払いといった対応が法人向けの階層に用意されています。必要な要件が満たせるかどうかは、見積りの段階で直接問い合わせて確認するのが確実です。

よくある質問

無料で試してから決めることはできますか。

Nottaには無料で使える枠が用意されており、費用をかけずに文字起こしの精度を試すことができます。Rimo Voiceについても、試用の可否や条件は時期によって変わることがありますので、申し込み前に公式サイトで最新の案内をご確認ください。どちらも実際に自社の会議音声で試してから判断すると、導入後のずれが少なくなります。

文字起こしの精度はどちらが高いのでしょうか。

精度は音声の環境に大きく左右されるため、どちらが高いと一概には言えません。マイクの位置、参加人数、専門用語の多さ、複数人が同時に話すかどうかで結果は変わります。両社とも話者を分けて記録する機能を備えていますので、実際に自社でよくある形式の会議を録音して、同じ音声で比べてみるのが現実的な確かめ方です。

議事録はどれくらい保存しておく必要がありますか。

一般に、社内の会議記録と、株主総会や取締役会のように法令で作成・保存が求められる議事録とは扱いが異なるとされています。後者については保存の方法や期間に定めがあると一般にいわれており、AI議事録ツールで作成したテキストがそのまま要件を満たすかどうかは個別の判断になります。自社でどこまで保存すべきかは、顧問の税理士や弁護士など専門家にご相談ください。

料金はどちらが安く収まりますか。

使う人数と月の会議時間によって逆転するため、一律にどちらが安いとは言えません。まず自社の利用人数と月間の会議時間を出し、それに当てはまるプラン同士を下の表で比べるのが確実です。料金は改定されることがありますので、最終的な金額は各社の公式サイトでご確認ください。

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この記事は一般的な情報をまとめたものです。税務・法務・労務の個別の判断については、税理士・弁護士・社会保険労務士などの専門家にご相談ください。 料金や条件は変わることがあるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトで最新の内容をご確認ください。